オルタナティブモダン 第3回 藤本壮介

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TNプローブ連続レクチャーオルタナティブモダン第3回講演会「藤本壮介」へ。
すごく印象的だったのはなんといっても、藤本さんがしきりに発していた、「新しい」「面白い」「好き」というコトバ。藤本さんらしいなぁ。建築家でこうはっきりとこのコトバたちを口にする人は外にいないんじゃないだろうか。世の建築家たちは異常に理論武装しようとするからこれらのコトバを使うのを避ける場合が多い。議論のほとんどの返答の語尾はこれらのコトバで占められてた。聞いてた人の中にはこれをもどかしいと感じた人も多かっただろう。でも藤本さんの建築への姿勢がモロにでてて個人的には「面白」かった。

藤本さんは作品とそれらのリソースのスケッチを等価に並べた「ふじもとマンダラ」なるものを用いたり、バッハの楽譜(別にバッハである必要は全くない)を使ったりして自作を説明していく。楽譜の説明はわかりやすく、面白かった。楽譜の音符のない状態(5本線とテンポが決められた状態)を、ミースのユニバーサルスペースとして捉え、それを大きな秩序でつくられている例として示した。それに対してぐちゃぐちゃに歪んだ楽譜を見せながら、大きな秩序でつくられるのではなくて、「部分」と「部分」でつくられていくような、「弱い建築」、「あたらしい座標系」をつくりたいと語っていた。

こんな感じで、近代建築の礎であるコルブやミースやカーンなんかに対抗意識ムンムンでそれよりも本質的に「新しい」ものを求める純粋な姿勢にはホント脱帽です。

こんなこと言ってると当然のように「使う人は満足してるの?」とか「抽象的すぎて具象を切り捨てすぎているのでは?」みたいな質問が飛ぶわけだけど、「満足してるみたいですよー」とか「いや行くとけっこういいですよー」とかいってノラリクラリ。でも不思議と実際スライドやビデオを見る限りホントに気持ち良さそう。というのもどうも藤本さんの建築はカタチの問題に比重が置かれすぎてるように見えがちだけど、そもそもカタチの問題と人のアクティビティがセットで考えられてるから当然といえば当然か。

ってまだ33歳なのねー!若っ!

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