イノセンス

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ようやく観た。なんていうかかなり難しい。哲学的引用がバンバンでてきてわけわからん。聖書とか。そういう引用はそれに秘められたメッセージや世界観の構築、物語進行のツールであることはわかるけど、観ている方にとっては途中でわけわかんなくなって映画に入れなくなる。つくり手側の自己満になっちゃってるんじゃなかろうか。なんかやけにシリアスな感じだし。それにあらかじめ攻殻機動隊を観てないとツライ内容。なので物語に関してはかなり不満。
でも映像は最高にかっこいい。約30年後の日本という設定。「中華ゴシック」たる舞台設定が逸脱。ブレードランナーとも共通するこういう感じの未来像としてはもうこれが限界というぐらいに洗練されている。建物や身体を映像が取り巻いているのが印象的で、オレンジ色のモニタがカコイイ。でも何度かでてくるCGの部分はいかがなものか。あんまりにもCG,CGしすぎててツラかった。

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コメント(2)

いやあ、僕も見ましたイノセンス。確かに難しくわからないことだらけだが、僕の場合そのわからなさに引き込まれ映画に入り込みまくってました。
最近、哲学が僕のツボ。

「生命の本質が遺伝子を介して伝播する情報だとするなら、社会や文化もまた膨大な記憶システムに他ならないし、都市は巨大な外部記憶装置ってわけだ」
いやぁ、深いです。

たまたまこんなページを見つけたので参考までにどうぞ。

http://freett.com/iu/innocence/quote.html

スッゲーこんなサイトがあるとは。ま、あるわな。
"ダイアログっていうものをドラマに従属させるんじゃなくて、映画のディテールの一部にしたかった"って押井さんがいってるように、映画のディティールになってる効果は絶大だけど、一個一個のコトバに足を留めてる内にわけわかんなくなっちゃうのよねー。
それに”引用にはストーリーに関連した意味は特に無い”らしいし。
でも確かに多くの映画の台詞は退屈だし、コトバの機能のさせ方としてはおもろい。

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このページは、muroが2004年5月 3日 21:34に書いたブログ記事です。

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