ダリ

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ダリ展に行ってみました。@名古屋市美術館(設計:黒川紀章、1988)

午後一次ぐらいにいってみたらチケット売り場が行列。
行列は嫌いなので他の用事をして夕方4時にセカンドアタック!
成功です。チケット売り場はがら空きです。
見事オレと思ったのも束の間、中は人人人。
とても絵画を鑑賞する状態ではございません。
そんな状態もあり、入って一時間で閉館という事もあり、
何点かの気になったもの意外スルーです。チラ見です。
ダリをチラ見。

今回気になったのはダリよりその鑑賞環境でした。
展示はほぼ均等に並べられており、人気があろうとなかろうと同じ間隔です。
人気のある絵画の前には行列ができ、何分か並ばなければその絵画の前には立てません。
行列の性質上、絵画からだいたい1mぐらいのとこに行列ができます。その距離が絵画鑑賞に適した距離では絶対にありません。
こんな環境で鑑賞させるならもっと作品を少なくするとか、間隔を人気度と相対的に計画するとかすればいいのにとか思うだろ普通。
もっと驚愕したのは、ダリには「2メートル離れて見ると中国人に変装した3人のレーニンとなり、6メートル離れてみると立派な虎の頭部が現れる50枚の抽象絵画のための習作」という作品があります。
この作品の前に立ったときの驚きといったらただ事ではありません。
その行列のために2mはなれて見る事もできなければ、そもそも展示空間に6mの余裕がありません。
仮に6mあったとしても行列どもの頭どものせいで絵はまともに見れません。アホすぎます。
せっかくご丁寧にタイトルに何mかとまで書いてくれてるのにその距離で見れないのですから。
ダリよりなにより展示空間のアホさ加減ばかり気になってしまいました。
1300円もとるのだからもう少しまともな展示計画をしてほしいし、せっかくの機会がもったいないと思うし、なによりこういうのって品が無いよねぇ。

さてさてちょっと関係ない事書きすぎましたがダリの作品について。
実はあんまり好きじゃありません。なんかグロいし。
でも生涯的なテーマともいえる、いわゆるダブルイメージ、消えるイメージという手法は大好きです。
俺が大学生だった頃の初期の課題とかで盛んに真似してました実は。真似といっても絵の真似じゃなくて手法をね。

つーか7/11までやってるから行くなら平日にしたほうが吉。

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コメント(5)

大阪市立美術館で「円山応挙展」みにいったとき、
込みすぎて中で警備員が拡声器つかって誘導していたよ。
おっちゃんおばちゃん騒ぎすぎだし。

あるいみ芸術が身近に感じた瞬間だったけど、
バーゲンセールのような品のなさにがっくりしたなあ。

有名な作家のはどうしても込みますね。

そんな込んでんだ。
行こうと思ってたけど、そんなん聞いたら気持ちが萎えてしまうよ。
ってか名古屋市美術館って黒川紀章なんだね。
建築物に疎いので知りませんでしたよ。
なんで都知事選でたの?
素人目ですが、ちょっと損してない?

>kazuo
拡声器て...たしかに美術館にはおばちゃんが多い!
どうしても込みますよなぁ。美術館って意外と集客力あんのよね。
いっそ入場料一万円とかにすればいいのに。
(俺いけなくなるけど)

>hata
行くなら平日です。無理か...
黒川先生の知事選問題はねぇ。どうしようか。
なんで出たかはまったく謎。当選するはずないのにねぇ。
失言やら強烈キャラやらで沸かせておりますが...
あれ見たら仕事減るんじゃないか?とか思う。
ちなみに先生は愛知県出身なのでこの辺にはわりと黒川建築が多く出土されると言われております。

ダリとジョジョは似てるんだっけ。
消えるイメージって、どんなの?

>racho
いわゆる「ジョジョ立ち」http://kajipon.sakura.ne.jp/jojo.htm
はダリから来てるとかなんとか...
詳しくは知らんけど。でもジョジョの方がカコイイと思うよ俺は。
消えるイメージってのはダブルイメージとか消えるイメージとかいうらしいんだけど、
ひとつの絵が見方によって違うように見えるといういわゆるだまし絵みたいなもん。
お婆さんにみえたり若者に見えたりとかそんなん。それがなんか好きだったのよねぇ。

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このページは、muroが2007年5月27日 22:57に書いたブログ記事です。

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