April 26, 2004

承孝相と張永和展

tenji.jpg

ギャラ間の承孝相と張永和展へ。ソウルの建築家、承孝相(スン・ヒョサン)と北京の建築家、張永和(ユンホー・チャン)のアジアつながり抱き合わせ展示企画。日本以外の東アジア建築家の作品にふれたことがないのでドキドキ。意外といっては失礼だけど、よかった。それもすごく。

seung4.jpg seung2.jpg seung1.jpg seung3.jpg

まず入ると3階フロアがスンさん。
展示はこの人大好き素材のコールテン鋼が壁面いっぱいに並べられていて、そこに秩序立てられたテキストが配置され、それとは対照的に模型や写真がランダムに展示されている。展示室中央はガランとあいている。解説によるとどうもこの展示形式自体が彼の建築的理念を象徴しているらしい。つまり「秩序/ランダム」と「void」がキーワードとなっているらしい。詳しくはギャラ間のHPの展覧会レポートに書いてあるのでそちらを参照されたし。
個人的な感想としては、「void」を意識して設計されているせいもあって、すごくヴォリューム的というかマッス的な表現が多いということ。ウェルコムシティ(左2つの写真の建物)なんかはその最たるもの。低層部をコンクリートの基壇として、その上にコールテン鋼の小さな建物がのっていて、それらの間が「void」となっているという構成。これすごい好き。なんというかこのマッス感というかボテッとした感じが最高。

yung4.jpg yung1.jpg yung2.jpg yung3.jpg

次、4階フロアがユンホーさん。この人で一番驚いたというか面白かったのが、事務所の名前が「非常建築」というところ。「非常建築」て!。中国だと「非常」には日本とは違う意味があるらしいんだけど、どんな意味だったかは忘れた。印象的な作品は左2つの写真の計画。なんか卒制みたい。

全体的な印象としては、二人ともなんか作風が似てるなぁということ。というかこの二人だけでなく、日本にしても海外にしても、現代建築というのは完全にボーダーレス化しっちゃってるのかも。韓国・中国の風土独特の建築を期待していた身としてはそういう点で残念でした。

投稿者 muro : April 26, 2004 12:51 AM | トラックバック(4)
コメント

デイリーコンサイス中日辞典 (三省堂)によると、

【非常】 
f e i c h a n g
『形』
《多く定語として,名詞を直接修飾》非常な,特別な:
*〜措施|緊急措置.
━ 『副』非常に,きわめて:
*〜有意思|大変面白い.

らしいよ。有意志辺りの意味だろうか?
Movieすごいね。真っ白具合が(笑)

Posted by: mackony : April 26, 2004 01:04 AM

直接このひとに聞いたことあるよ。
非常=普通じゃない
って言ってた。

Posted by: mi-x : April 27, 2004 02:27 AM

あっ、そうなんだ。
非常=普通でないね〜。なるほど

Posted by: mackony : April 27, 2004 11:26 AM
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?