December 11, 2004

November 03, 2004

建築文化休刊

建築 ,

ですってよ。SDに続いて文化もか。不況ですか。建築業界。
購買層が貧乏だもんね。
以後は建築文化スペシャル版として刊行される模様。
もともと企画もののスペシャル版って感じだったもんね。
個人的にはトップのコラムみたいなのが好きだったんだけど。
いっそのこと流行のフリペで出してみるってのはどうですか?

http://www.shokokusha.co.jp/

September 17, 2004

SD Review 2004

SD Review2004へ。建築・環境・インテリアのドローイングと模型の入選展。
若手建築家の登竜門的存在。
初めて見に行ったけどおもろいッスねSDレビュー。以下気になったものをいくつかレビュー。

「やながせの作法」 大前+布村+平野+中村+鈴木
ちょっとしたお知り合いの大建metさん。やながせ商店街の活性化案で、従来の再開発ではなく、やながせには「やながせの作法」があるだろうという提案。模型やプレゼが楽しげで最高です。さすが。
「2004」 中山英之
2層分の高さに3層をつくるという家。ちょっとした動きで空間が劇的に変化するという提案。 ドローイングが手書きなのが目を引く。
「T邸」 岩成 尚
四角い箱を斜めの壁によって分節することによって多様な関係性をつくりだそうとしている案。
「House H」平田晃久
小さい部屋がちょっとずつ連続してる家。イメージとしてキャベツの断面のような家ということらしい。 模型がマジコンクリだったり、かわいい内観映像があったり。案としてもプレゼとしてもこれが一番よかった。
「Twinskin House」 ピーター・ボロンスキ
外国っぽいなーと思ったらやっぱり外国人の人でした。造形的にすごいカコイイ。模型も敷地の部分が細い棒のフレームでつくられてるのがなぜ?って感じだけどイカしてる
「Kagota seminar house」 宮 晶子/STUDIO2A
平屋の床と天井に挟まれた部分に小さな壁がある間隔をもって並べられている。部屋っぽいところもあるけど全体がひとつながりともなっているという空間。
「SHIKAKU 視角」 田根 剛
新建築かなんかにも載ってた気がする。 舞台装置で、最初何もないフロアで演じられているところにこの壁が降りてきて、舞台を分節するというもの(だったと思う)。小さい板の集合が壁となっていることによっておもろ空間ができている。

全体的にいかに空間を分節するか、もしくはいかに部屋どうしの関係を多様なものとするかという案が多かったような気がする。キーワードは「小さい」かな。
それにしても伊東豊雄事務所の人が3人も入選してるよ。すげーな。

July 26, 2004

コールハース ドキュメント

建築 ,

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行動主義—レム・コールハース ドキュメント(瀧口範子 著、2004、TOTO出版)を読む。

おもろい事を思いついたものだ。コールハースの追っかけをやるなんて。
そりゃもう、みんな気になってるんだ。ここ何十年の建築界をリードし、建築家界に多大なる影響と敬意と混乱なんかを与え続けてきた革新的建築家が何を考え、日々どういう生活をして、どのように仕事をしているのか。そしてどのような背景であの魅力的な建築がつくられていくのか。この本はそれを「追っかける」という手法をもっていて明らかにしようとしている本だ。

序盤はホントに「コールハース追っかけ記」といっていいほど、淡々と事実が記述されている。コールハースの行動の軌跡や、コールハースとのアポイントのとれなさ具合、そのアポイントすらすっぽかされる様、著者とコールハースとの会話なんかから、コールハースという人がだんだん浮かびあがってくる。多忙さや勢い、好奇心、饒舌、批評...コールハースを語るキーワードは山ほど出てくる。

後半はインタビュー編となっており、コールハースへのインタビューの他、周辺の人々へのインタビューが載っている(伊東豊雄やセシル・バルモンド等)。著者が周辺の人々に聞くことでコールハースを明らかにできると思いつくのは至って自然な思考である。それほど多くの人とコラボレートしている。

コールハースの人としての一番の特徴はどうやら「浸食」なんじゃないかと思われる。世界中を飛び回り、有能な人々をどんどん巻き込み、建築だけでなく雑誌等のメディアや政治、AMOの設立など、その興味はどんどん外へ外へ広がって行く。凝り固まった建築界を抜け出してより社会的なフィールドで戦っているという感じか。そのための武器としての「ダイアグラム」というツール。饒舌。バイタリティ。

この本の意義もそこにあると思われる。つまり建築家たちはコールハースの建築的な特徴ばかりに目を捕われず、その背景にこそ刺激を受けるのであり、その背景を描き出したモノは未だなかったからである。またそれでいて建築家だけでなく、すべての人に刺激を与える本である事は間違いない。

July 15, 2004

cybermetric???

建築 , ウェブ

ウェブ建築業界に激震が!!!
cybermetric無期限活動休止?

かと思いきやどうやらホリイ氏、やる気になってくれたようです。
blogへ移行か?それはそれでうれしい展開だが。
なんとか存続に向けてがんばってもらいたいところ。

July 05, 2004

A-CUP

EURO決勝を前に、いってきましたA-CUP(AはarchitectureのA、建築関係サッカー大会の意)。
ホントは名古屋建築チームをつくって参加する予定だったのが、登録等が間に合わず、I先生のご好意でK泉先生+T立大学チームに、オレ+H沢+FLAT3人でまぜていただくというカタチで参加。

すげぇなA-CUP。北は仙台(A部さん率いる仙台カテナチオ)から南は九州(I田さん率いる九州チーム?)まで全部で20チームぐらいいたぞ。みんなユニホームそろってるし。毎週のように練習してきたチームがほとんどらしい。今考えたらどうしようもなくなめてましたA-CUP。オレふつうのスニーカーだし。

まぜてもらうと聞いて行ったT立大チームにしたって、20人ぐらいはいるは、結構練習積んできてるらしいはで、どうやったら混ざるんですか俺たちという感じ。結局、公式戦には出せませんけど、エキシビジョンマッチの方なら出れると思うのでそっちでお願いしますとT立大の人にといわれガックシ。
名古屋勢一同ひたすらふてくされてました。10回は「A-CUPでてぇ」って言った。

そんなわけでT立大の応援してました。それが結構強えのT立大。あっという間に準決勝へ。
相手はM本さん率いる大阪<レアル・間取り・どう?>。そんな時T立大の人が「みんな疲れてるんで一人だけ出てほしいんですけど...」って

キター━(゜∀゜)━!!

サカー経験者というのをいいことに、ださせてもらっちゃった。右サイドバック。
「ん?、オレやったことないぞ。」と思いながらも「大丈夫です!だいたいいけます」とかようわからん事を言いながら、他の名古屋人からスパイクやらソックスやら短パンを借りて、「みんなの思いは無駄にしないよ」みたいな感じで出場。
そんで試合開始直前、ユニホームをT立大の人に借りて着たらさ、すごい小っちぇーの。ピタT。でももうどうしようもないからそんな恥ずかしい格好でピッチへ。ピッチピチでピッチへ。

もう最悪でした。だってDFなんてやったことねーもんオレ。クリアボールをなぜか自分の頭上へ→みずから競る→こける→カバーしてもらい助かる とか。全然助っ人になってねぇの。すいませんでしたT立大チームの人達。そして出してくれてありがとうございました。

その試合が結局PK戦へ。みんなで手つないで祈る。アツいアツすぎる。まるで部活動。相手のキックをT立大GKがスーパーセーブ。選手やら応援してた人達までかけよってもみくちゃになって喜ぶ。やっと参加した気になれた。普通に少し感動。

結局T立大は決勝で大林組に5−0と大敗。強すぎる大林。

ほかにもK島さんとI田さんPK対決などなどで盛り上がる。

I先生やmixくん、良平(あってる?)などにも会えてよかった。
T立大の人達にはバーベキューまで食べさせてもらっちゃってホントにありがとうございましたと言いたい。名古屋人達、来年はぜひチームをつくって参加しましょう。

帰り路に前方を歩いている人達が「あれはヘコむわー。PK外した瞬間あんなんされたらなんかムカつくわー。めっちゃくやしい。」と言っていた。大阪レアル・間取り・どう?の人達だった。そりゃそうだよな。なんかちょっと調子乗りすぎたなーと思った。

June 22, 2004

GA INTERNATIONAL 2004

GA INTERNATIONAL 2004を観にGA galleryへ。
GAの展示って本みるのとあんまし変わんない。
500円もとられるのに。
しいて挙げれば模型がみれるっていうのがあるけども。
もうちょっと展示を考えてほしいなぁ。

June 13, 2004

カーン

建築 ,

ルイス・カーン特集の今月号Casa BRUTUSを買う。
ちなみに表紙のコピーは「なぜ、建築ツウは、ルイス・カーンが好きか?」。
というのも最近ちょっとした事(★)から、いままで上っ面をなめた程度にしか興味がなかった近代建築つーものに興味を持ち始め、ちょっと勉強しようと、コルビジェやらミースやら近代建築に関する本を買ったり立ち読みしたりしていたわけで、当然のようにカーンの本も見るわけだけど、住宅に関してはいい本がでてるけど、カーン全作品に関していい本って無くないですか?って思ってたとこだったから買っちゃったわけですわ。
それにしてもそんな動機の時にカーサ買うなよオレ。そういえば最も上っ面なめてる文献だよねカーサって。妻の話しとか、また違うとこで深いけども。
あと、カーンの息子が撮った「MY ARCHITECT」っていう映画が全米で人気らしい。日本公開は未定らしいけど観てみたい。

(★)例としては某建築事務所での面接で圧倒的なほどの建築無知をさらけだして最悪な面接になって当然のごとく不採用といった類いの出来事。例えばね、例えば。

May 27, 2004

西沢大良展

ギャラ間の西沢大良展へ。

模型デカッ!
ギャラ間の展示室に模型が3つだけという思い切った展示方法。これだけデカイと建物の中に入った時の感覚も疑似体験できるぐらいデカイ。

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大田のハウス
模型1/4だって。すげぇデカイ。周りの建物や車とかも同じ精度でつくられてる。

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諏訪のハウス
これも1/4。模型を覗き込むと人形が妙に浮いて見えるぐらいリアル。

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砥用町林業総合センター
木のトラスで大空間をつくり、必要天井高に対応するように変形しているという建物。の模型1/6。模型の下からくぐって中に入れちゃったりする。

どうやら氏の主題としているのは「アクティビティと立体」らしい。つまり今までの機能主義や形式主義では動線などの平面図に落とせるようなものでしか人々のアクティビティに対応できないと。昔はそれでよかったが、現在そのアクティビティは異常に多様化し、立体でとらえないと対応できんだろうと。たしかそんな感じの事をいってた。
それを聞いて模型のデカさに納得の展示でした。

May 15, 2004

一級

建築

一級建築士受験しよかなーと思ってたらもう受付終わってる...
ねぇeくん

May 11, 2004

現代住宅研究

建築 ,

現代住宅研究(塚本由晴+西沢大良、INAX出版)を読む。
20世紀後半の建築雑誌に掲載された建築家設計の住宅をリストアップし、「配置」「小さな建物」「アウトドア」といった各項目(塚本氏いわく「アイテム」)を切り口に現代住宅に対して批評・評論している本。
情報量の割にはすんなり読めた。てか紹介されてる全住宅の写真見てぇ。あぁ芸工図書館行きてぇ。この本はもう一冊、現代住宅研究-図版編-がいるね。
個人的におもしろかったアイテムは「〜100%」。
篠原一男氏の作品に非常に多く言及していて、改めて氏が現代住宅最重要人物であることを実感。

May 01, 2004

上野

巨匠建築の宝庫、上野へ。

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国際こども図書館:安藤忠雄設計(2002)
明治期のルネサンス様式の洋風建築を保存・再生したもの。ガラスのヴォリュームが挿入されている。写真はその増築部分。ガラスと洋風建築、新・旧のせめぎ合いといった感じで、天井が高く、かなり気持ちのいい空間。

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東京国立博物館法隆寺宝物館:谷口吉生設計(1999)
身振りの大きい建物で、水盤や光の具合などとても上品で気持ちがいい。展示室内も薄暗いなかに展示物がぼんやりと照らされていてすごくいい。いかにもわたしが谷口吉生ですといった感じのマスターピース。

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東京文化会館:前川國男設計(1961)
角がラウンドされた屋根が特徴的な建物。50年も前の建物なのにカコイイぜ。でもモジュールというかモデュロールというか空間の大きさが妙に日常的というかなじむ。その点で前の宝物館とは印象が大分異なる。

国立西洋美術館:ル・コルビジェ(1957)
日本唯一のコルビジェ作品。でも実施設計は、前川國男と坂倉準三と吉坂隆正のコルビジェ3兄弟がやったんだよね確か。そのせいかもしれないけど、共通言語であるモデュロールが用いられているためか、東京文化会館とスケールが似ている。天井高とか。言い換えれば空間の質が似てる。単に同時代っていうだけかもしんないけど。

他にも、東京都美術館(前川國男)、東京藝術大学大学院美術館(六角鬼丈)、東京国立博物館東洋館(谷口吉郎)などなど、上野は建築もりだくさんでした。

April 27, 2004

オルタナティブモダン 第3回 藤本壮介

TNプローブ連続レクチャーオルタナティブモダン第3回講演会「藤本壮介」へ。
すごく印象的だったのはなんといっても、藤本さんがしきりに発していた、「新しい」「面白い」「好き」というコトバ。藤本さんらしいなぁ。建築家でこうはっきりとこのコトバたちを口にする人は外にいないんじゃないだろうか。世の建築家たちは異常に理論武装しようとするからこれらのコトバを使うのを避ける場合が多い。議論のほとんどの返答の語尾はこれらのコトバで占められてた。聞いてた人の中にはこれをもどかしいと感じた人も多かっただろう。でも藤本さんの建築への姿勢がモロにでてて個人的には「面白」かった。

藤本さんは作品とそれらのリソースのスケッチを等価に並べた「ふじもとマンダラ」なるものを用いたり、バッハの楽譜(別にバッハである必要は全くない)を使ったりして自作を説明していく。楽譜の説明はわかりやすく、面白かった。楽譜の音符のない状態(5本線とテンポが決められた状態)を、ミースのユニバーサルスペースとして捉え、それを大きな秩序でつくられている例として示した。それに対してぐちゃぐちゃに歪んだ楽譜を見せながら、大きな秩序でつくられるのではなくて、「部分」と「部分」でつくられていくような、「弱い建築」、「あたらしい座標系」をつくりたいと語っていた。

こんな感じで、近代建築の礎であるコルブやミースやカーンなんかに対抗意識ムンムンでそれよりも本質的に「新しい」ものを求める純粋な姿勢にはホント脱帽です。

こんなこと言ってると当然のように「使う人は満足してるの?」とか「抽象的すぎて具象を切り捨てすぎているのでは?」みたいな質問が飛ぶわけだけど、「満足してるみたいですよー」とか「いや行くとけっこういいですよー」とかいってノラリクラリ。でも不思議と実際スライドやビデオを見る限りホントに気持ち良さそう。というのもどうも藤本さんの建築はカタチの問題に比重が置かれすぎてるように見えがちだけど、そもそもカタチの問題と人のアクティビティがセットで考えられてるから当然といえば当然か。

ってまだ33歳なのねー!若っ!

April 26, 2004

45歳以下の建築家45人展

を観に埼玉県立図書館へ。その名の通り日本の45歳以下の建築家たちが45人も大集合しちゃう展覧会で、設計事務所へ就職活動中のオレとしてはまるで大企業展。どの事務所にはいろうかななんてウキウキしながら電車にのったものの、展覧会としてはそんなにおもしろくなかった。
この手のいっぱい集めました系のカタログ的展覧会はあれだね、所詮カタログを超えられんね。一人一人の展示がどうも薄すぎてパンフレットをみる以上の何かが得られない。あるとすれば、模型を生でみれることぐらいか。ビデオもウェブでみれるし(この展覧会のはみれないけど)。
その中でも、藤本壮介氏は目立ってた。安中の模型や35cmピッチで板を積層したやつとか住宅のプロジェクトなど、もうキレキレです。あとはアトリエワンのガエハウスのビデオ。塚本氏が家を訪問するドキュメンタリーのような映像。実際建物が使われているところが見れるのはビデオならではで吉。
独立した建築家だけでなく組織設計に所属する人も何人か登場するのだが不発。そういうインハウスの人達に共通して模型はすごくきれい。あとは...だいたい雑誌やらウェブやらで見てるからなぁ。今更なにもない。ウィーンで開催されたのの日本巡回展らしいのでしょうがないか。

承孝相と張永和展

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ギャラ間の承孝相と張永和展へ。ソウルの建築家、承孝相(スン・ヒョサン)と北京の建築家、張永和(ユンホー・チャン)のアジアつながり抱き合わせ展示企画。日本以外の東アジア建築家の作品にふれたことがないのでドキドキ。意外といっては失礼だけど、よかった。それもすごく。

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まず入ると3階フロアがスンさん。
展示はこの人大好き素材のコールテン鋼が壁面いっぱいに並べられていて、そこに秩序立てられたテキストが配置され、それとは対照的に模型や写真がランダムに展示されている。展示室中央はガランとあいている。解説によるとどうもこの展示形式自体が彼の建築的理念を象徴しているらしい。つまり「秩序/ランダム」と「void」がキーワードとなっているらしい。詳しくはギャラ間のHPの展覧会レポートに書いてあるのでそちらを参照されたし。
個人的な感想としては、「void」を意識して設計されているせいもあって、すごくヴォリューム的というかマッス的な表現が多いということ。ウェルコムシティ(左2つの写真の建物)なんかはその最たるもの。低層部をコンクリートの基壇として、その上にコールテン鋼の小さな建物がのっていて、それらの間が「void」となっているという構成。これすごい好き。なんというかこのマッス感というかボテッとした感じが最高。

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次、4階フロアがユンホーさん。この人で一番驚いたというか面白かったのが、事務所の名前が「非常建築」というところ。「非常建築」て!。中国だと「非常」には日本とは違う意味があるらしいんだけど、どんな意味だったかは忘れた。印象的な作品は左2つの写真の計画。なんか卒制みたい。

全体的な印象としては、二人ともなんか作風が似てるなぁということ。というかこの二人だけでなく、日本にしても海外にしても、現代建築というのは完全にボーダーレス化しっちゃってるのかも。韓国・中国の風土独特の建築を期待していた身としてはそういう点で残念でした。

April 25, 2004

CG movie

建築

http://www.newmuseum.org/now_new_initiatives.php

SANAAのCGムービーがすごいんですけど。

March 08, 2004

これ好き

建築

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■作品名 XXXX house/焼津の陶芸小屋
■所在地 静岡県焼津市
■主要用途 陶芸製作のアトリエ
■設計 原田真宏+原田麻魚/Mt. Fuji Architects Studio
■施工 セルフビルド
(写真・データともに新建築より)

セルフビルドで150万らしいですよコレ。しかもベニヤはホームセンターで買ったんだって。感動的!

February 17, 2004

キャナルコート東雲

東京行ったついでにキャナルコート東雲へ。てっきり完成しとるもんだと思いきや全6街区のうち2つしかできてなかった。


左)山本理顕棟外観。右)内側から。ポコポコあいた穴とストライプの派手カラーが印象的。建物内部外者立ち入り禁止だったので中は見れず。住戸や穴の様子を見てみたかった。


こっちが伊東豊雄棟。同じように穴がポコポコ。ファサードの印象は山本棟にくらべ重厚な感じ。



1)全6街区をつなぐ「パス」。2)人工地盤の穴。3)2Fレベルの人工地盤。
建物もさることながら、このパスと人工地盤、また人工地盤にあけられた穴から1Fの幼稚園とかの様子がみえるのがすごくいい感じ。こういう共有部分のつくり方はけっこう好き。


他はまだ工事中でした。残念。これがたぶん隈研吾棟。

それにしても全然いい写真とれてないなぁ。
もっと気合い入れて撮らないとダメだな。しまった。

February 15, 2004

ENEX2004東京/ダンダンプレゼ

建築 , オレ

2月13日ENEX2004という省エネ展示会@東京ビックサイトにて、「ダンダンハウス」の展示&表彰式&発表会があったので行ってきました。ENEX2004自体は企業の省エネプレゼブースが集まってるといったもの。そのうちあるブースがコンペの展示ブース。上写真は展示の様子。なぜかオレのが入り口から入ってメインっぽいところに展示されている。

で上が表彰式の模様。表彰状と目録(中身無し)をいただく。恥ずかしい音楽が鳴り響く。司会のおねーさんがものすごくベタな感じの司会嬢。中央右寄りの間違えて入ってきちゃった風の人がオレ。

んで、いよいよ発表。審査員の方々、50人ぐらい(もっといたかも)の前で「ダンダンハウス」を10分間プレゼ。ちと緊張。はじめは、手を後ろで組んでたりしてかしこまってたのに、ダンダンのりにのってきちゃって前に乗り出し、態度デカくプレゼ。講評タイムはやさしい感じの空気でほめられた。まぁただの発表会だからそんなところだろう。聞いて下さった方々ありがとうございました。

そのあと審査員の方々のトークショー。それぞれの省エネに対する態度の違いが明確に出ていたのがおもしろい。左が司会嬢。

そのあとカーサの副編集長の西田さんと、同じくカーサで名古屋出身という高木さん(名前うろ覚えです間違ってたらすいません)とお話する。お二人とも気さくでノリのいい人で、西田さんにはプレゼをほめられ、うれしかった。鵜呑みにしていいのだろうか。他にも名古屋関係の話しをいくつかする。そういえばカーサ今月号は名古屋旅特集。ナゴヤがアツイ!とかいう話しも。

他の受賞者の人とも少し話しをする。ベタに名刺交換してみたり。会場に行くまで知らなかったけど、同じく優秀賞の名大の藤井君は実は知り合いだった。顔をみてびっくり。あと佳作に入った、同じ名市大の3回生の子とも会った。

あんな場所で展示&プレゼできるなんて、なかなかイイ経験をさせてもらいました。
今度は20日に大阪だー。

February 08, 2004

ダンダン模型

建築 , オレ


「ダンダンハウス」がENEX2004というので展示されるらしいのですが、それに合わせて主催者側が模型屋さんに頼んで、模型をつくってくれちゃいました。そんでその写真送ってきた。ちょっと感動。自分ではつくった事のない雰囲気の模型。だけど欲を言えば人間いれてほしかったなぁ。

January 27, 2004

箱の家83

先日愛知県では珍しく建築家の住宅作品のオープンハウスがあるというので、難波和彦+界工作舎設計の「箱の家83」を見に岩倉市まで行こうと思って男4人で車にのって41号線を走っていたら日曜日だったせいかものすごく渋滞していたので気付いたらマン喫にいました。オムライスプレートを注文。おもろいなぁアグネス仮面。オープンハウスが終わってるであろう頃に店を出る。いい建物だったねとか言いながら。ホントダメ人間です。やっちった−と思ったけどここのレビュー読んでとりあえず満足。あー行きたかったなぁ。

余談だけど難波和彦+界工作舎のサイトで公開されている難波和彦さんの日記がすごすぎです。その日したこととか読んだ本とかすごく丁寧に書いてある。著名建築家がここまで丁寧に日記を書いているサイトは他にない。まちがいなく今の自分にとって一番速効性のある日記サイトだろう。

January 20, 2004

カーサ小デビュー&登竜門

建築 , オレ

例のコンペの件で、今月号のカーサブルータスに名前だけ載っちゃいました。イエイ。12ptぐらいの文字で。イサム・ノグチ特集だったんで買っといた。作品が載るのは5月号らしい。
アンド登竜門のコンペ結果のところにも。そんなんいいから早く賞金おくれ。

January 15, 2004

五十嵐隊長授業

建築 , 映画

今日はM1の授業で、五十嵐太郎さんの講議に紛れ込む。

前半は「過防備都市」というタイトルでセキュリティ等の話し。
興味深いのは「シェルターからスキャナーへ」という話しで、管理の仕方が、他者を物理的に排除するシェルターではなく、セキュリティの設定によって万人を管理する情報空間(スキャナー)へ移行していると。仙台メディアテークの古谷案を例に挙げていた。(図書館の本を情報管理して、本を置く場所は自由という点で。)
あと犯罪発生マップがおもしろい。研究やってるとこういうのに過剰に反応してしまう。

後半は「都市論としての押井守」。
「イノセンス」の予告版や「甲殻機動隊」「パトレーバー」を観ながら、押井守は建築、都市の様式等の美術設定によって意図的に世界観をつくり出しているという話しを聞く。今度のイノセンスのテーマは「中華ゴシック」らしい。なんかいいね中華ゴシック。イノセンスは予告みただけでも相当カコイイ。観に行こ。

その後は恒例のお食事会というか飲み。
ちょっと自分の研究であるコインパーキングの話しをする。
五十嵐さんの方が使えそうな情報をよく押さえていた。自分の勉強不足を再認識。

そう!講議中も思ったのだけど、五十嵐さんはやっぱり情報を捕まえるのがウマイ。
一般的なニュースでも流れているような所を的確に押さえている。そういう誰もが知っていそうな事を都市の話しとして話すのがウマイ人だと思った。

January 12, 2004

ビフォーアフターその後

建築 , オレ


 
ここ最近(年末年始)ちょいちょい兄キの家のリフォームを手伝ってたのですが、ついにほぼ完成。リホームと言っても壁をドカー!と壊して部屋つなげちゃうとかじゃなくて、床を本気フローリングにしたり壁と天井に漆喰塗ったり。大変だった。修論やらなかんって言っとるのに。「匠の技見せろ」とか言われながら。兄貴ホントおつかれさまでした。

写真はオイラが漆喰塗った所。漆喰塗るのけっこうしんどくて、まず漆喰と水とかを混ぜて塗れる状態にするのがとにかく大変。畳み1畳分塗るのに2、3時間かかる。ちと手伝っただけだけどリホームの大変さが良くわかった。あと写真ではわかんないけど俺が塗った所だけなぜか光沢がある。なぜか。ピカピカしとる。兄貴ホントすいません。

あの番組やらなんとかドリームハウスとかTV番組ってすごい影響力だと思ふ。1社会人のウチの兄貴が自分でリホームしようとか思っちゃうんだから。ホント思っちゃうんだから。
 

新建築〜名大編〜


 
今日ふと思い立って、大学に行くついでに名大の飯田喜彦氏設計の新建築物をみてきやした。
テっきり完成しとるもんだと思いきやまだ工事中で中には入れず。
なんだか不思議な建物でした。ボッコンボッコン飛び出てるのはキャンチ控えめなものの、どうしてもグッとくるけどもその他は特筆すべきことは無し。4面のファサードがそれぞれ違う表情でつくられている。正面の文字ファサードがなんか気持ち悪い。不思議な建物と書いたのはどうして大学の1建物のファサードがこんなにshopっぽいのか?ということ。別に道に面してるわけじゃないのに。構内の奥の方にあるのに。まぁ道に面してても変だけど。
名大の人々はこの建物をどう思っているのだろう。

January 08, 2004

ジャン・ヌーベル展

 
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もう去年の話しだけど、ジャン・ヌーベル展にいってきました。
いやーカッチョイイです。とりあえずチケットからカッコよすぎ。(写真左)そして入るといきなり壁一面のスライドオンパレード!そのもくじ的な部屋を抜けると作品がイメージとテキストのみで展示されている。展示の仕方が、壁に貼られたシートに、そのカタチに合わせて四角いライティングがされているというありそで無かった感じ。このライティングがたまらなくカッコよいです。図面をほとんど展示せずにひたすらイメージが展示されているのは、ヌーベルいわく、建築系の人だけでなく、誰にでもわかる事を意図したらしい。それには大賛成だけど、ヌーベル知らない人には、逆に作品の全体像や詳細がまったくわからんだろうなぁ。にしてもヌーベルさんの絵は単純に絵としても最高カッコよかった。ってカッコいいって書きすぎ俺。ヌーベル最高!
 
かなりの作品数&濃ゆい展示内容のため2回も一旦会場を出て休憩をする。合計3時間ぐらい観てた。ついでに本も購入(写真右)
 
1月25日までやってるらしいです。行ってない人はゼヒ。ちなみに2月〜大坂に巡回するらしい。
 
オペラシティ内のジャン・ヌーベル展サイト
JDN内のヌーベル展リポート(写真あり)